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地価・相場

公示地価とは — 路線価・基準地価・実勢価格との違いと、投資での使い方

2026年6月20日 · 4分で読める

土地には「定価」がない。同じ土地でも、税金を計算するための価格、相続のための価格、実際に売買される価格は、それぞれ違う。なかでも投資の相場感をつかむ基準になるのが公示地価だ。まずは言葉の整理から始める。

公示地価とは

公示地価は、国土交通省の土地鑑定委員会が毎年1月1日時点の地価を評価して公表するものだ。全国約26,000地点の標準地について、2人の不動産鑑定士が独立に評価し、審査のうえ公示する。狙いは「正常な価格」を示すこと。売り急ぎや買い急ぎのない、合理的な取引を想定した価格だ。毎年同じ地点を同じ方法で評価するため、地価の動向を時系列で追うのに向いている。

4つの「土地の価格」の違い

土地の価格には目的の違う4つがあり、これを混同すると相場を読み違える。

価格の種類誰が・何のために水準の目安
公示地価・基準地価国・都道府県/一般の取引の指標正常価格(基準)
相続税路線価国税庁/相続税・贈与税の計算公示地価の約8割
固定資産税評価額市区町村/固定資産税の計算公示地価の約7割
実勢価格実際の売買で成立した価格需給で上下(公示と乖離も)

基準地価は、都道府県が7月1日時点で評価するもので、考え方は公示地価とほぼ同じだ。両方を合わせると、半年ごとの地価の動きが追える。一方、相続税路線価や固定資産税評価額は「税金を計算するための価格」であって、投資の相場を測るものではない。路線価を調べて相場を把握しようとする人は多いが、目的が違う。投資の相場感には、公示地価と、実際の取引価格を見るのが筋だ。

投資で公示地価をどう使うか

公示地価は「点」のデータだが、使い方は3つある。

自分のエリアの公示地価を調べる

FUDOSAN DBでは、市区町村ごとに住宅地・商業地の公示地価とその前年比、実際の取引価格、2050年までの人口推計をまとめて見られる。相場の水準と方向を、同じ画面で確認できる。

MCPでAIに地価を調べさせる

FUDOSAN DBのMCPサーバーをClaude等のAIに接続すると、「○○市の公示地価の5年推移を出して」「住宅地価が前年比で上がっている市区町村は?」といった質問に、データに基づいた回答が得られます。

MCP接続ガイドを見る

本記事は公開データ(国土交通省 地価公示・不動産情報ライブラリ)にもとづく一般的な解説であり、特定の物件・地域の購入や売却を推奨するものではありません。税額の計算については税理士等の専門家にご確認ください。